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絶えず変化する流動体。 そして、触れるということ。 魂と魂を繋ぐ、一つの細い千切れそうな線。
3.恋 いつだって触れているんだ。 いつだって越えているんだ。 禁忌はいつも、すぐ傍に。 現実はいつだって優しくない。 現実はいつだって優しい。 本当は、いつだって、 空は青く何もない。 空は青くただそれだけ。 空が青くて目をそらしたあの気持ちすら幻想。
7.人工 全ての美しいモノ達よ、 今日も変わらぬ美しさを。 それは安息の、光にも似た あまりにも眩しすぎて、 私には触れられない。 故の、希望。
11.ふたり それは闇。 それは傷。 それは痛み。 誰しもが持っている、無くならない穴。 夜の闇は温かいのに、 酷く恐れていた。 全ての希望、 全ての絶望、 詰め込めて、 朝がやってくる。
15.世界 月よ全てを狂わせて、 その光で私を包んでおくれ。 柔らかな弱々しい光達よ、 そこにお前は確かにいるのかい？ 何もない。 私は存在するのに、 誰も私を知らないから。
19.しあわせ こぼれ落ちた雫達、 私の欠片、私の想い。 少しの言葉に、想いを込めて。 全ての柔らかな想いを、 詰め込んで、 貴方には届かないけど。 青く青く染まる。 静寂の色に、 悲しみの色に。
23.赤 ゲームのように世界は回り、 ゲームのように命は失われ、 いつまで経っても、ずっと同じ。 人は自力で飛ぶことは出来ない。 それでも、 愚かだと笑われても、 願いはただ、それだけ。 恐れることは傷つくこと。 怖いのは傷つけること。
27.空想 どれだけ古いと言われようとも、 だからこそ大切なこと。 その綺麗な指に、 詰まっているモノは、何？ 幼い頃の思い出。 大切に、大切に。
31.鞄 宝物は、 必要なモノは、 すべて、手のひらの中に。 美しく力強く、 お前のように生きていこう。 美しい音色を、奏でる。 生きている証を残すように、 生きている証を紡ぐように。
35.時 いきたい。 ふれたい。 うたいたい。 どれだけ醜いと言われようと構うものか。 足掻いて藻掻いて生きていく。 どれも皆大切なモノ。 忘れてはならない、 でもいつか消え去る。
39.赤い糸 運命なんて信じない。 みんな自分で切り開くんだ。 全ての欠片達を 拾って集めて紡いでいく。 全ての人生は一つの舞台。 観客のいない舞台だから、 人生は一つの物語。
43.血 優しい母なる大地よ、 お前はいつまで生きられる？ その瞳に移る色は、 確かな蒼。 強くなりたいと、日々願っている。
47.弱 無色透明。 何色にも染まらない。 染まれたら嬉しいのに、 何色にも染まれない。 悲しい色。 帰る場所はどこにもない。 私はずっと、独り。 私を見つけて。 あなたが見つけて。 私でさえわからない私の真実。 あなたが、
51.遠く 深々と、深々と、 冷たく降り積もり、 私を消してしまえばいい。 ざぁざぁと、 うたっている。 花がゆらりと散ってゆく。 美しいものの、最後。
55.風 全てが芽吹く、始まりの季節。 灼熱の季節。脈動を感じる。 もうすぐ終わり、脈動の次の小休止。
59.冬 言葉の想いを、 あなたに呪いを。 全ての母。 今でも何かを生み出しているの？ あたたかく、あたたかく、 ありがとう、私を育ててくれて。
63.涼しい ぽかぽかと晴れた日に、 ゆるりとお昼寝を。 全ての統一言語と言えど、 その単語一つに意味はない。 伸ばした手の先に望むものが、 掴み取れ。
67.神様 言葉は毒にも薬にもなる。 かろうじて薬になるけど、 本当は、 嘘の吐き方を教えて。 虚構を真実にする方法を教えて。 全てを虚構へ。 全てが真実。全てが事実。 それでも、真実は星の数ほどある。
71.夕陽 誰もが皆戦士。 戦って傷ついて死んでいく。 さらさらとこぼれ落ちる、 いくら掴んでも空回り。 もう、諦めた。 正しいことなどどこにもないから、 ただ聖なるモノを祀ろう。
75.「私だけを見て」 そこからあなたは出てきますか？ いろんな記念。 忘れないように、何かをつくろう。 矢となって突き刺さる、 様々な、
79.勇気 あなたを信じる私を信じる。 私を信じるあなたを信じる。 パズルを組み合わせるように、 欠けたモノを合わせてゆく。 古くから、古くから、 ずっと祈ってきた。
83.翼 誰にも直せない、 幻想を、止めて。 森の叫びが聞こえますか？ 海の叫びが聞こえますか？ 空の叫びが聞こえますか？ 世界の叫びが聞こえますか？ 約束、ずっと覚えています。 あなたがどんなに忘れていても。 あなたがどんなに消したがっていても。
87.不思議 あまりにも醜く、 あまりにも美しい。 そして、 なんて素晴らしく、 なんて愚かな、 あなたが笑ってくれたら嬉しい。 それだけで幸せ。 あなたが悲しむと私も悲しい。 あなたが泣くと私も泣く。 泣かないで。
91.流れる 美しい音楽を残して、 去るのもまた一興。 遅い遅い遅い遅い。 レディーを待たせるなんて何様のつもり？ いつかは滅びる。それが定め。 それでもそれまでは、
95.形に残らない物 鏡の向こうに何があるの？ 教えて、もう一人の私。 誰もいない教室に、一人。 普段はあまりにも雑多で、 今この静けさに、静かに目を閉じた。 たくさんの人。 たくさんの夢。 たくさんの想い。 全てをこめて、 この街で。
99.「笑ってよ」 全ては停止だ。 動ではなく静。 そして、終わり。 配布元：クリエイターさんに100のお題
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