モノカキさんに30のお題

 00. お名前、サイト名、そして抱負を聞かせてください
 01. はじめまして / 02. 秘めごと /  03. 鬼 /   04. 遊園地 / 05. 雨
 06. レトロ / 07. 携帯電話 /  08. 境界 / 09. 冷たい手 / 10. ドクター
 11. 37.5 / 12. 罪 /  13. 螺旋 / 14. きせき / 15. シンドローム
 16. 涙 / 17. 君は誰 / 18. 砂糖菓子 /  19. 予定外の出来事 / 20. モノクロ
 21. Cry for the moon. /  22. ふたり /  23. 永遠 / 24. 3K / 25. 棘(とげ)
 26. パンドラ / 27. 迷い子 / 28. 記憶 /  29. おかえり / 30. And that's all ...?(それでおしまい)

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 00. お名前、サイト名、そして抱負を聞かせてください

 名前 凪坂朱姫/ サイト名 「あけのこいぼし」
 まぁ、のんびりのんびりと、いろんなものと一緒にやっていきます。
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 01. はじめまして

 忘れてしまった貴方にはじめまして。
 やり直している貴方にはじめまして。
 そして
 
 貴方を忘れられない私にはじめまして。
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 02. 秘めごと

 誰にも言えない秘め事があります。
 誰にも言ってはならない秘め事があります。
 
 私自身にさえ言えない秘め事があります。
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 03. 鬼

 鬼と呼ばれるモノは、人自身なのだと誰かが言った。
 実際にその通り。
 狂気に堕ちた人間こそ、鬼と呼ばれるモノだ。
 
 …ならば、私は?
 …私は鬼? それとも、それ以上のナニカ?
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 04. 遊園地

 楽しいモノ。人を愉快にさせるモノ。
 ソレが刹那のモノであっても。
 ソレを求めて人は行く。
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 05. 雨

 悲しいモノ。世界が生み出した浄化の作用。
 すべてを洗い流すために、あるモノ。
 
 
 空の、涙。
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 06. レトロ

 古いモノ。
 優しいモノ。
 暖かいモノ。
 懐かしいモノ。
 
 ぬくもりを、与えてくれるモノ。
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 07. 携帯電話

 貴方と一緒にいたいの。
 いられないことはわかってる。
 だからコレを持っていく。
 貴方の想い出が詰まったこのメモリ。
 たった一つだけ持っていく。
 
 
 …繋がっていたいの。
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 08. 境界

 ここは境界。
 ここが境界。
 自分と他人と境目。
 私がいるのが境界線。
 私は知らない。境界なんて知らない。
 私は自分でいたくない。
 
 ソレが境界を作ってることを、知っていても。
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 09. 冷たい手

 冷たい手。死人の手。
 冷たい手。温かい人の手。
 
 貴方は心があったかい人。
 だからそんなに冷たいのよ。
 でも、ね。
 私の手は、死人の手。
 私は心が死んでる人の手。
                                      UP↑

 10. ドクター

 お医者様、お医者様。
 治してください、この熱病を。
 治してください、この心を。
 あの人を思うこの心を。
 治してください、お医者様。
 
 私の心を、砕いてください。
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 11. 37.5

 あの人を思うこの心。
 あの人と喋る、私の体。
 体温計は何時だって37.5度。
 いつだって、貴方と関わる私は微熱続き。
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 12. 罪

 誰も知らない。
 誰も皆、己の罪を知らない。
 罪とは皆、無意識の内に生み出すモノ。
 
 誰も知らないのだ。
 知ろうとしないのだ。
 そう、誰も。
 …一人残らず。
 
 我ら一人一人が生み出す、孤独という罪。
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 13. 螺旋

 螺旋を生み出せ。
 螺旋を、ヒトが生み出す螺旋を。
 永遠に続く、果てのない螺旋。
 ヒトが生み出す永遠に辿り着けない螺旋。
 
 誰も、辿り着けない、螺旋。
 
 辿り着く時はもう、ヒトは滅び去っているだろう。
 
 螺旋を生み出せ。
 魂の螺旋を。
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 14. きせき

 奇跡、など、言葉で表せるモノなどありふれている。
 奇跡はあまりにも簡単だ。
 簡単すぎて、反吐が出る。
 だからこそ、ヒトは救いを求める。
 
 奇跡よ奇跡。お前がそこにあるのなら、お前のその身を見せておくれ。
 そして、我らに、その慈悲を。
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 15. シンドローム

 日常を知っているか?
 どのような日常を送っているか?
 それは、一人一人、それぞれ違うもの。
 だけど個人の型がある。
 それは既に、病的というまでに繰り返されたモノだ。
 
 日常とは既にシンドロームに達している。
 誰も、それに気付かないが。
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 16. 涙

 はらり、はらり。
 落ちる、雫。
 ヒトは、これを涙と呼ぶ。
 
 空の涙は雨だ。
 それはこの地を潤す慈悲の涙。
 
 では、ヒトの涙は何を表す?
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 17. 君は誰

 知らない知らない、何も知らない。
 知りたくない、知りたくないから。
 だから知らない、何も知らない。
 
 …でも。
 
 ……君は誰?
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 18. 砂糖菓子

 甘い、甘い、ただひたすら甘い。
 悲しいくらい、それは甘くて。
 泣きたくなるくらい、甘いのだ。
 
 …誰も知ることがないその物語。
 それは砂糖菓子のように甘いのだ。
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 19. 予定外の出来事

 どんなことでも、どんな人でも。
 予定外のことは確かにある。
 だが、
 全てを空っぽにしておけば、予定外の出来事なんてない。
 
 そうしておければとても楽なのに、
 人間は、そんな簡単なことも出来ない。
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 20. モノクロ

 古びた写真は旧い記憶を連想させる。
 過去は必要か?
 今は必要か?
 
 今は必要だ。
 過去は必要ない。
 
 モノクロ写真は燃やしてしまおう。
 必要ないモノを連想させる。
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 21. Cry for the moon. 

 何も、望まなければいい。
 そうすれば、この望みもいつかは果てるだろう。
 
 何も、望まなければいい。
 いつか消え失せて、ヒトとしての機能も果たさなくなるだろう。
 
 そう願っても、この願いは叶わないだろう。
 
 Cry for the moon.
  ――――不可能なことを望む。
 
 月が欲しいと泣く子供のように、私の願いも叶わない。
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 22. ふたり

 わたしは、ひとり。
 
 わたしは、ひとり。
 
 
 わたしたちは、ふたり。
 
 
 でも、ひとり。
 
 
 わたしは、ひとり。
 
 わたしは、ひとり。
 
 
 ふたりは、ひとり。ひとりずつ、ひとり。
 
 
 えいえんに、ひとり。
                                      UP↑

 23. 永遠

 果てのないモノ、何処にもないモノ。
 言葉にすれば簡単だから、ヒトは言葉でそれを縛る。
 
 永遠など、何処にもないに決まっている。
 どこかにあるのなら、何故に言葉で縛るのだ?
 
 果てのないモノ、何処にもないモノ、無限と等しいモノ。
 ヒトが既に有限と定めたモノ。
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 24. 3K

 私とあなたに関わる3つのK
 何かあるだろうか?
 
 …本当は
 こんなことしなくても結果は決まってる。
 
 答えは0だ。
 あの人と私の間には何もないのだから。
 
 …本当に、何も。
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 25. 棘(とげ)

 心は荊だ。
 触ると痛い。
 誰もが皆荊だから、ヒトは生存していられる。
 
 心は荊だ。
 誰にも触れさせない。
 だからこそ、ヒトは生存していられる。
 
 皆が皆、荊の棘を持っている。
 生きるための術。生きるための自衛手段。
 
 棘はいつだって消えることはない。
 それはヒトがヒトであるための手段。
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 26. パンドラ

 苦しみを生み出した女。
 故に希望を生み出した女。
 女であるが故に破滅した愚かな女。
 
 愚かな女よ、我らを嘲うか。
 我らは汝のせいで苦しみを知った。
 しかし、故に我らは幸福も知ったのだ。
 
 愚かな女よ、我らを嘲うか。
 ヒトの祖先である汝は、我らを嘲うか。
 それとも、我らに微笑うか?
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 27. 迷い子

 生まれたときからずっと迷子。
 帰る場所など見つからない。
 誰もが、皆、帰る場所を模索する迷い子。
 誰だって、帰る場所を知っている。
 けど、知らないのだ。
 
 そんな我らは確かに迷い子。
 帰る場所を探しながら泣く迷い子たち。
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 28. 記憶

 さらさらと、抜け落ちる。
 どうでもいいもの。些細なもの。
 …大切なこと。
 
 記憶の束は無慈悲に私の欠片を忘却していく。
 旧い方から、順々に。
 
 何か大切なモノがあった気がする。
 でも、もう忘れてしまった。
 
 記憶など、そんな些細なモノばかり。
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 29. おかえり

 「おかえり」
 
 繋がる言葉。切り替える言葉。
 
 誰かが望む、だから言う。
 
 繋がる言葉。繋げる言葉。
 
 とても、暖かい言葉。
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 30. And that's all ...?    (それでおしまい)

 引き金を引こう。
 
 弾倉に弾が入っているか確認して、
 撃鉄を起こして、
 照準を合わせて、
 
 引き金を引こう。
 
 
 ほら、これだけで。
 
 もう、おしまい。
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