用語集
  ポップン世界における独自設定を適当に。
領主
 メルヘン王国を統べる者。区域ごとに一人ずつ置かれていて、そこに暮らす妖怪の管理をする。
 新しく生まれた者には生誕の祝辞を述べ、問題が起これば時には人間や天使の間に立ってもめ事を解決する。いわゆる便利屋。人間で言う領主と同じ。
 世界を壊そうなどという組織を壊滅させるとかいう警察の役目も担っている。が、基本的にはデスクワーク。妖怪達の陳情を聞くこともある。
 領主になる者は生まれたときからそれになるように義務づけられている。領主になるために生まれ、領主として死ぬ。領主が死んでからすぐ次の領主が立てられる。
 ちなみにこれは次の領主が今の領主を殺すとかいうのではなく、今の領主の寿命が近付いてきたときに次の領主が生まれるという世界の仕組みが組み込まれているから。
 領主としての条件は万能であること。知性が高く力が強く誰にでも公平で優しい者。それでいて生まれながらに高貴な者。しかし領主が人間を喰らう者であった場合、その領主は人間を喰らうことを禁じられる。

 構成するもの。世界に何をして欲しいかを明確にイメージしたもの。自然や地脈の力を借りて、様々な法則を意のままにすることができる。
 方法としては脳内に式を構成し、それを己の力と共に世界に呼びかける。
 誰かから学ぶものではない。学び方は一人一人違い、使い方も一人一人違う。共通のものなど一つもない。術式の構成の仕方も呪文も陣の形も色も個人個人違う。血統などは関係ない。
 身の危険、生命の危機の時に最も効力を発揮する。高度な術になればなるほど陣が必要となるが、位の高い者は陣を必要としない。

地脈
 大地に流れるこの世界の力の源。この世界を構成している全てのものの原初の姿と言われている。
 本来ならそれは目には見えないが、アンデッドが術として使用したときのみ目に見えるようになる。その姿は膨大な量の光であり、恐ろしいまでの熱量を備えている。
 全ての原初の姿であるが故に何にでも加工でき、全ての属性の術に使用することが出来る。それ自体で使用すれば恐ろしいまでの破壊力を秘めており、うまくいけば街一つを廃墟に出来る。
 ちなみに使用できるのは不死者アンデッドのみ。

吸血王
 ユーリの尊称。ロードヴァンパイア。
 領主が必ず持っている尊称の一つ。ユーリの持つ尊称の中で最も有名な物。
 他にも吸血の系統の者が領主にいるが、吸血王という名は彼だけのもの。
 創造主に次いで、魔に属する者が最も敬うべき者の名。

二重存在
 読み方はダブル。
 魂を構成する心霊遺伝子が全くの同一である者。魂の双子。
 心霊遺伝子が似ているためか、血縁関係はまるでないというのに全く同じ容姿を持つ者が多い。
 人間同士だけではなく天使や悪魔、精霊などにもいる。
 ただし、妖怪を二重存在に持った場合、妖怪はその二重存在を食らう可能性が高い。